写真とことばで、旅をする。

旅のエッセイ

兵庫県 丹波市

丹波の山里で暮らすような旅

紫陽花のころ、丹波の古民家で

雨の山里で、和菓子とぼたん鍋を楽しんだ一日。

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紫陽花の咲く参道を、傘をさして歩く後ろ姿
紫陽花の咲く参道を、傘をさして歩く後ろ姿TAMBA, HYOGO

この旅のこと

朝から雨の降る夏の日を、丹波の山里に建つ築100年ほどの古民家で過ごした。紫キャベツとレモンで色をつけた寒天で、紫陽花の和菓子「錦玉紫陽花」を作る。寒天が固まるのを待つあいだは、傘をさして紫陽花の参道を歩き、蕎麦屋で雨宿り。夜は囲炉裏を囲んで、丹波名物のぼたん鍋をいただいた。

土地と食のことを、もう少し

01TRAVEL JOURNAL

朝から雨の、夏の一日

朝から雨がふる、夏のとある日。兵庫県丹波市の山里で、築100年ほどの古民家をお借りした。低い雲が山にかかり、田んぼの水面に雨が落ちている。

障子を開けると、庭と山の緑が広がる。家のまわりには紫陽花が咲いていて、雨に濡れた花が青や桃色に光っていた。この紫陽花の咲く雨の日が、もっと楽しくなるような和菓子を作ろう。

この場面から映像で見る0:21
雨にけむる山里と田んぼ
01雨にけむる山里と田んぼ
障子の間に立つ後ろ姿
02障子の間に立つ後ろ姿
雨に濡れた青い紫陽花
03雨に濡れた青い紫陽花
桃色の紫陽花と、雨の降る家並み
04桃色の紫陽花と、雨の降る家並み
裏山の緑を背にした黒い屋根の古民家
05裏山の緑を背にした黒い屋根の古民家

02TRAVEL JOURNAL

紫キャベツから、紫陽花の色を

まずは、あんこから。今回は白あんを使う。粉の白あんを鍋にあけ、水を加えて、へらで練り上げていく。

紫陽花の色は、紫キャベツから拝借する。包丁で細く刻んで熱湯に入れると、湯がみるみる紫色に染まっていった。きれいな紫色が出るのだ。棒寒天は、水で戻しておく。

この場面から映像で見る0:42
白あんの粉を鍋にあける手元
06白あんの粉を鍋にあける手元
袋から白あんの粉をフライパンにあける
07袋から白あんの粉をフライパンにあける
鍋の中で白あんを練る
08鍋の中で白あんを練る
へらで練り上げた白あん
09へらで練り上げた白あん
まな板の上で紫キャベツを刻む
10まな板の上で紫キャベツを刻む
鍋の湯に入れた刻んだ紫キャベツ
11鍋の湯に入れた刻んだ紫キャベツ
寒天の袋と白あんの袋
12寒天の袋と白あんの袋
紫色に染まった紫キャベツの煮汁
13紫色に染まった紫キャベツの煮汁
台所の流しで支度をする後ろ姿
14台所の流しで支度をする後ろ姿

03TRAVEL JOURNAL

レモン汁で、紫からピンクへ

紫色の煮汁に、水で戻した寒天をちぎり入れ、煮溶かす。計量カップに移すと、深い紫色の液になった。

ここにレモンを絞る。化学反応を起こすと、あら不思議。鮮やかなピンク色に変化する。紫とピンクの2色で、紫陽花を表現するつもりだ。

バットに流し入れて、冷蔵庫へ。冷やせば、2色の寒天が出来上がる。

この場面から映像で見る1:16
紫色の煮汁に寒天をちぎり入れる
15紫色の煮汁に寒天をちぎり入れる
計量カップの中で寒天を煮溶かす
16計量カップの中で寒天を煮溶かす
まな板の上でレモンを切る
17まな板の上でレモンを切る
紫色の液にレモンを絞る
18紫色の液にレモンを絞る
レモンの汁が落ちる紫色の液
19レモンの汁が落ちる紫色の液
紫から桃色に変わりはじめた液
20紫から桃色に変わりはじめた液
鮮やかなピンク色に変わった液
21鮮やかなピンク色に変わった液
ピンク色の液をバットに流し入れる
22ピンク色の液をバットに流し入れる
冷蔵庫の中に並ぶ瓶と缶
23冷蔵庫の中に並ぶ瓶と缶

04TRAVEL JOURNAL

寒天が固まるまで、雨の散歩

寒天が固まるまで、散歩に出よう。薄暗い格子戸の部屋を抜けて、縁側から外へ。棚の上には丸い石が並び、その向こうに田んぼが広がっていた。

傘をさして歩いていくと、紫陽花の咲く参道に出た。雨の滴る紫陽花がキレイだ。青い額紫陽花、紫の手まり咲き、桃色の花。苔むした石段を上ると、その両側にも花が続いていた。

低い雲が山にかかり、田んぼには雨が落ちる。遠くの道を、傘をさした人が歩いていく。雨の日の散歩も、情緒があって良いものだ。

この場面から映像で見る1:53
薄暗い格子戸の部屋に立つ人影
24薄暗い格子戸の部屋に立つ人影
縁側の棚に並ぶ丸い石と、その先の田んぼ
25縁側の棚に並ぶ丸い石と、その先の田んぼ
雨に濡れた紫と青の紫陽花
26雨に濡れた紫と青の紫陽花
紫陽花の咲く参道を、傘をさして歩く後ろ姿
27紫陽花の咲く参道を、傘をさして歩く後ろ姿
青い額紫陽花の寄り
28青い額紫陽花の寄り
雨の滴る紫の紫陽花の寄り
29雨の滴る紫の紫陽花の寄り
苔むした石段を、傘をさして上る後ろ姿
30苔むした石段を、傘をさして上る後ろ姿
低い雲のかかる山と田んぼ
31低い雲のかかる山と田んぼ
雨に濡れた田んぼの稲
32雨に濡れた田んぼの稲
霧にかすむ山里と、傘をさして歩く人影
33霧にかすむ山里と、傘をさして歩く人影

05TRAVEL JOURNAL

お蕎麦屋さんで、ちょっと雨宿り

お蕎麦屋さんで、ちょっと雨宿り。古民家を使った店で、縁側の席からは庭の紅葉と雨の田んぼが見える。まずは、よく冷えたノンアルコールのビールをグラスに注いだ。

運ばれてきたのは、細打ちの蕎麦に桃色の大根おろしとわさびをのせた一皿。大根おろしにすだちの果汁をかけると色が変わる、三色そばだ。お蕎麦屋さんは酒の肴も楽しみの一つで、だし巻き卵と、肉と白ねぎの入った温かい椀をいただいた。

窓の外には、ここにも綺麗な紫陽花が咲いていた。食べ終えるころには雲が切れて、田んぼの道に日が差した。シアワセな午後。

この場面から映像で見る2:32
瓶からグラスに注ぐ手元と、窓の外の緑
34瓶からグラスに注ぐ手元と、窓の外の緑
泡の立つグラスに注ぎ終える
35泡の立つグラスに注ぎ終える
雨の中の蕎麦屋の店先と丸い看板
36雨の中の蕎麦屋の店先と丸い看板
縁側の席でグラスを手にする後ろ姿
37縁側の席でグラスを手にする後ろ姿
桃色の大根おろしとわさびをのせた蕎麦
38桃色の大根おろしとわさびをのせた蕎麦
縁側の席で蕎麦をすする
39縁側の席で蕎麦をすする
箸で持ち上げるだし巻き卵
40箸で持ち上げるだし巻き卵
肉と白ねぎ、青ねぎの入った温かい椀
41肉と白ねぎ、青ねぎの入った温かい椀
椀の中の肉と白ねぎの寄り
42椀の中の肉と白ねぎの寄り
窓の外の青い紫陽花と、卓上のざる
43窓の外の青い紫陽花と、卓上のざる
グラスを手に取る手元と、窓の紫陽花
44グラスを手に取る手元と、窓の紫陽花
雲の切れ間から日の差す田んぼの道
45雲の切れ間から日の差す田んぼの道

06TRAVEL JOURNAL

ただいま

町の道を抜けて、田んぼの間を歩いて帰る。雨上がりの空は明るく、山の緑が濃い。

古民家に戻って、ただいま。玄関には赤い暖簾がかかり、軒下に竹の簾が垂れている。囲炉裏の間には、ギターとレコードの棚があった。

この場面から映像で見る3:22
電柱と標識の並ぶ町の道と、遠くの山
46電柱と標識の並ぶ町の道と、遠くの山
雨上がりの田んぼと山里の家々
47雨上がりの田んぼと山里の家々
赤い暖簾のかかる古民家の玄関
48赤い暖簾のかかる古民家の玄関
ギターとレコード棚のある囲炉裏の間
49ギターとレコード棚のある囲炉裏の間

07TRAVEL JOURNAL

錦玉紫陽花の仕上げ

寒天が綺麗に固まったので、仕上げに取り掛かろう。バットから出した青い寒天と桃色の寒天を、包丁で細い棒に切り、さらに小さな角切りにしていく。

その季節に咲く花を模したり、旬の物を材料にしたり。和菓子は四季を感じさせてくれる。手のなかで形作る物が多いのも特徴だ。

白あんを丸めて黒い皿に置き、手のひらにのせた角切りの寒天を、ひと粒ずつ指で貼り付けていく。花びらが集まって、小さな紫陽花になった。へいお待ち。

この場面から映像で見る3:44
包丁で青い寒天を切る手元
50包丁で青い寒天を切る手元
細長く切った青い寒天
51細長く切った青い寒天
青い寒天の棒を角切りにする
52青い寒天の棒を角切りにする
包丁で寒天を細かく刻む
53包丁で寒天を細かく刻む
バットに山になった青い寒天の角切り
54バットに山になった青い寒天の角切り
丸めた白あんを黒い皿に置く手元
55丸めた白あんを黒い皿に置く手元
黒い皿に並んだ白あんの玉
56黒い皿に並んだ白あんの玉
手のひらにのせた桃色の寒天の角切り
57手のひらにのせた桃色の寒天の角切り
白あんの玉に寒天を指で貼り付ける
58白あんの玉に寒天を指で貼り付ける
紫陽花の形に仕上がった錦玉と、白あんの玉
59紫陽花の形に仕上がった錦玉と、白あんの玉

08TRAVEL JOURNAL

雨上がりの午後

紫陽花を模した、可愛い和菓子。青いガラスの器に葉を添えて、縁側に運んだ。透明感のある「錦玉紫陽花」が、雨上がりの午後を彩る。

楊枝でひと粒。寒天の食感と、白あんの甘さ。縁側の先では、蚊取り線香の煙がゆるく立ち上る。囲炉裏の間から庭と田んぼを眺めて過ごした。家の脇の小川は、雨で水かさが増している。

この場面から映像で見る4:19
囲炉裏の間から庭を眺める後ろ姿
60囲炉裏の間から庭を眺める後ろ姿
縁側のテーブルと蚊取り線香
61縁側のテーブルと蚊取り線香
青いガラスの器にのせた錦玉紫陽花と楊枝
62青いガラスの器にのせた錦玉紫陽花と楊枝
楊枝で錦玉紫陽花を取る手元
63楊枝で錦玉紫陽花を取る手元
青いガラスの器に並ぶ2色の錦玉紫陽花
64青いガラスの器に並ぶ2色の錦玉紫陽花
障子を開け放した座敷から庭を眺める後ろ姿
65障子を開け放した座敷から庭を眺める後ろ姿
煙の立ち上る蚊取り線香
66煙の立ち上る蚊取り線香
水かさの増した小川と田んぼ
67水かさの増した小川と田んぼ

09TRAVEL JOURNAL

山里に夕暮れが訪れる

山里に夕暮れが訪れる。山の端に残った雲が、うっすらと色づいていく。庭の紫陽花は青く沈み、蚊取り線香の缶の中で赤い火がともる。

田んぼの向こうの古民家に、明かりがついた。

この場面から映像で見る4:55
夕暮れの空と山里
68夕暮れの空と山里
夕暮れに沈む青い紫陽花
69夕暮れに沈む青い紫陽花
赤い火のともる蚊取り線香の缶
70赤い火のともる蚊取り線香の缶
明かりのついた夕暮れの古民家と田んぼ
71明かりのついた夕暮れの古民家と田んぼ

10TRAVEL JOURNAL

囲炉裏で、丹波名物のぼたん鍋

夜は囲炉裏を囲む。囲炉裏は何度体験してもワクワクする。炭火の上に、木の蓋をした鉄鍋がかかっている。

この古民家では、夕食のオプションとして、丹波名物「ぼたん鍋」を用意して頂けるのだ。卓には、水菜・にんじん・白菜・豆腐・しめじ・白ねぎを盛った大皿と、うどんと餅。そして、薄切りのイノシシ肉を牡丹の花のように盛り付けた皿が運ばれてきた。日本の田舎ならではの、イノシシ肉のお鍋。

肉を鍋に入れると、湯気が立ち上る。囲炉裏の縁には、串に刺した鮎と椎茸、ししとうが並んで、じっくり焼かれていた。

この場面から映像で見る5:06
炭火の上に木の蓋をした鉄鍋
72炭火の上に木の蓋をした鉄鍋
野菜と豆腐の大皿と、うどんと餅
73野菜と豆腐の大皿と、うどんと餅
イノシシ肉の皿を卓に置く手元
74イノシシ肉の皿を卓に置く手元
水菜・にんじん・豆腐・しめじを盛った大皿
75水菜・にんじん・豆腐・しめじを盛った大皿
牡丹の花のように盛り付けたイノシシ肉
76牡丹の花のように盛り付けたイノシシ肉
薄切りのイノシシ肉の寄り
77薄切りのイノシシ肉の寄り
湯気の立つ鍋に肉を入れる
78湯気の立つ鍋に肉を入れる
囲炉裏で焼く串刺しの鮎と椎茸、ししとう
79囲炉裏で焼く串刺しの鮎と椎茸、ししとう

11TRAVEL JOURNAL

夏の囲炉裏も、悪くない

夏の囲炉裏も、悪くないな。扇風機を回しながら、缶からグラスにノンアルコールのビールを注ぐ。火のそばで飲むビールは、格別に美味しい。

宿主の手料理も絶品だ。囲炉裏で焼いた鮎に椎茸、そして丹波の黒豆の枝豆も嬉しい。

木の蓋を取ると、ぼたん鍋が煮えていた。味噌の色のつゆに、肉と野菜、椎茸、豆腐、にんじん。猪肉はこってりしているのにくどくなく、甘い味噌の味付けとよく合う。夏の夜に汗をかきながら、美味しい鍋料理を堪能する。

この場面から映像で見る5:45
缶からグラスに注ぐ手元
80缶からグラスに注ぐ手元
扇風機の回る囲炉裏の前でグラスに注ぐ
81扇風機の回る囲炉裏の前でグラスに注ぐ
囲炉裏の火で焼ける鮎と椎茸
82囲炉裏の火で焼ける鮎と椎茸
器に盛った黒豆の枝豆
83器に盛った黒豆の枝豆
ミトンで鍋の木の蓋を取る
84ミトンで鍋の木の蓋を取る
煮上がったぼたん鍋の肉と野菜、椎茸
85煮上がったぼたん鍋の肉と野菜、椎茸
囲炉裏の前で鍋の具を取り分ける
86囲炉裏の前で鍋の具を取り分ける
鍋から取った肉を箸でつまむ
87鍋から取った肉を箸でつまむ
炭火にかかった鉄鍋
88炭火にかかった鉄鍋

12TRAVEL JOURNAL

虫の音と、冷酒と、蚊取り線香

食後は、棚からレコードを一枚選んで、針を落とす。好きな音楽と、虫の音を楽しみながら、キリッと冷やしたノンアルコールの冷酒をグラスに注ぐ。卓の上では、蚊遣り豚から細い煙が上がっている。

「整った」とは、このことかもしれない。

本当は三部作にしたかった、夏休みシリーズ。2023年の夏は台風の停滞が予定と重なったりで、この続きはまた来年になりそうだ。来年の夏休みが、今から楽しみです。

この場面から映像で見る6:44
レコードのジャケットを手に取る
89レコードのジャケットを手に取る
暗がりの中、レコードにのせた針
90暗がりの中、レコードにのせた針
瓶からグラスに注ぐ手元と、蚊遣り豚
91瓶からグラスに注ぐ手元と、蚊遣り豚
蚊遣り豚と瓶を置いた卓の前でくつろぐ
92蚊遣り豚と瓶を置いた卓の前でくつろぐ

THE JOURNEY IN FILM

風の音も、台所の音も。

写真の向こうに流れていた時間を、映像でも。

映像で見る9分

THE BORROWER’S NOTES

借り暮らしの丹波メモ。

立ち寄った店、台所で作ったもの、この土地のこと。旅のつづきに、覚えておきたいことを。

01立ち寄った店

  • そばんち

    そばんち

    兵庫県丹波市市島町梶原125

    古民家を使った蕎麦屋。縁側の席から、庭の紅葉と田んぼ、紫陽花が見える。細打ちの蕎麦に桃色の大根おろしとわさびをのせた三色そば(大根おろしにすだちの果汁をかけると色が変わる)、だし巻き卵、肉と白ねぎの入った温かい椀をいただいた。瓶のノンアルコールビールもある。定休日は掲載先によって違うので、行く前に確かめてほしい。

    出典: retty.me r.gnavi.co.jp

02作った料理

  • 錦玉紫陽花

    錦玉紫陽花

    錦玉(錦玉羹)は、煮溶かした寒天に砂糖や水あめなどを加えて固めた和菓子で、透明感を生かして水や空を表し、夏に多く作られる。今回は紫キャベツの煮汁で寒天に色をつけ、レモン汁を加えた分はピンク色に変わった。2色の寒天を白あんの玉にまとわせて、梅雨の花を形にした。

    材料白あん(粉の白あんを水で練ったもの)・紫キャベツ・棒寒天・レモン汁・水

    1. 粉の白あんに水を加え、鍋で練って白あんを作る
    2. 紫キャベツを刻んで熱湯に入れ、紫色の煮汁をとる
    3. 水で戻した寒天をちぎり入れ、煮溶かす
    4. 一部にレモン汁を加えて、ピンク色に変える
    5. バットに流し、冷蔵庫で冷やし固める
    6. 固まった寒天を小さな角切りにする
    7. 白あんを丸め、角切りの寒天をひと粒ずつ貼り付けて紫陽花の形にする

    出典: news.allabout.co.jp

03土地のこと

  • 丹波のぼたん鍋

    丹波のぼたん鍋

    薄切りのイノシシ肉を牡丹の花のように盛り付け、野菜と一緒に味噌仕立てで煮る鍋。発祥は丹波篠山で、明治時代からもてなし料理として食べられてきた。1891年(明治24年)に篠山の旅館の当主が考案した「イノ鍋」が始まりとされ、1931年(昭和6年)の民謡「篠山小唄」の歌詞で「ぼたん鍋」の名が広まったと伝わる。猪は木の実などを食べて育つため肉に臭みがなく、旬は12月から3月。令和3年度に、文化庁の「100年フード」(近代の100年フード部門)に認定された。今回は宿で用意してもらい、甘い味噌のつゆに猪肉と野菜、うどんと餅を入れていただいた。

    出典: bunka.go.jp kobe-np.co.jp

  • 丹波黒(黒大豆)

    丹波黒(黒大豆)

    丹波地域で古くから栽培されてきた大粒の黒大豆。幕府や宮中への献上品となり、年貢を黒豆で納めた記録も残る。百粒の重さが、一般の大豆の約30グラムに対して80〜90グラムと大粒で、煮ても皮が破れにくく、よく膨らむ。莢の若い10月に収穫する枝豆も人気がある。兵庫県は日本一の産地で、令和4年度の作付面積は約1,400ヘクタール。今回は囲炉裏の肴に、黒豆の枝豆が出た。

    出典: web.pref.hyogo.lg.jp

  • 丹波市

    丹波市

    兵庫県東部の内陸、中山間地にある市。瀬戸内海と日本海のほぼ中間に位置し、2004年(平成16年)11月1日に氷上郡の柏原・氷上・青垣・春日・山南・市島の6町が合併して発足した。同じ兵庫県の丹波篠山市とは別の市。今回泊まった山里と、雨宿りした蕎麦屋は、この市の中にある。

    出典: ja.wikipedia.org

  • 築100年の古民家宿

    築100年の古民家宿

    今回お借りしたのは、山里の田んぼに面した築100年ほどの古民家。障子の間と囲炉裏の間があり、縁側から庭と田んぼを眺められる。囲炉裏の間にはギターとレコードの棚。夕食のオプションで、宿主がぼたん鍋を用意してくれる。

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01朝から雨の、夏の一日

02紫キャベツから、紫陽花の色を

03レモン汁で、紫からピンクへ

04寒天が固まるまで、雨の散歩

05お蕎麦屋さんで、ちょっと雨宿り

06ただいま

07錦玉紫陽花の仕上げ

08雨上がりの午後

09山里に夕暮れが訪れる

10囲炉裏で、丹波名物のぼたん鍋

11夏の囲炉裏も、悪くない

12虫の音と、冷酒と、蚊取り線香