
伊根湾の約5キロの海岸に、約230軒の舟屋が並ぶ。1階は船を海から引き上げて収納する場所で、2階はかつて網の干し場や漁具置き場、のちに居室として使われてきた。海の真横に舟屋を建て始めたのは18世紀からで、現存する最古の舟屋は19世紀半ばのもの。2005年7月22日、漁村として初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。伊根湾は日本海にありながら南向きに開いていて、一年を通じて波が穏やか。
この旅の、この場面
舟屋の町へ
京都府の北部に位置する漁業の町、伊根町。伊根湾に沿って、一階が舟置き場、二階が居住区という独特な建物「舟屋」が、約230軒も立ち並んでいる。
湾を見渡すと、緑の山を背にした舟屋が、水際ぎりぎりに軒を連ねていた。その前を、遊覧船や漁船がゆっくりと行き交う。舟屋の戸口の向こうには、湾の入口に浮かぶ青島が見えた。
山側の路地を歩く。板壁の家並みの間を、スクーターが一台走り抜けていった。干しなまこ丼ののぼりが立つ食堂の前を過ぎ、舟屋の裏手から、また湾へ出る。
この場面から映像で見る0:20

















