
おせちの料理には、それぞれ願いが込められている。伊達巻は着物の柄に似ていたことから着るものに困らないように、黒豆はまめまめしく働けるように。田作りは、材料のカタクチイワシを田畑の肥料に使ったことから豊作を願い、お煮しめは「ん」のつく材料で運がつくよう、めでたい材料を取り合わせるのだとか。今回は、つぶしたはんぺんで伊達巻を作る裏技を試し、かまぼこは祇園のいづ萬の紅白を使った。
材料
- はんぺん
- 卵
- にんじん
- 大根
- 柚子
- 紅白のかまぼこ
- お煮しめ(れんこん・にんじん・椎茸・絹さや)
- 黒豆・田作り(市販のもの)
つくり方
- つぶしたはんぺんと卵を混ぜ、フライパンに流して蓋をして焼く
- 焼けた生地を巻きすでしっかり巻き、切り分ける
- 柚子を半分に切って中身をくり抜き、器にする
- にんじんと大根を細く切ってなますにし、柚子の器に詰める
- かまぼこを板から外して切り、赤い皮に切れ目を入れて輪にする
- 重箱に、伊達巻、かまぼこ、なます、黒豆、田作り、お煮しめを詰める
出典: maff.go.jp
この旅の、この場面
おせちと、良いお年を
ふぐの絵の徳利を湯せんにかけて燗をつけ、桜柄の手ぬぐいでくるんで取り出す。銀色の器から、ふぐ柄のぐい呑みに注いだ。
金の梅を描いた重箱の蓋を開けると、柚子に詰めた紅白なます、伊達巻、紅白のかまぼこ、黒豆、田作り。もう一段には、お煮しめ。小皿に取り分けて、少しずついただいた。年齢を重ねて気づく、おせち料理の美味しさにしみじみする。
今年も一年、楽しく過ごせたことに感謝。夜の通りは静かで、町家の軒先に灯りがともっていた。来年は、どんな暮らしに出会えるかな。
この場面から映像で見る8:33


















