
鴨川に沿って流れる運河。方広寺大仏殿の再建で資材を運ぶため、豪商の角倉了以・素庵の親子が開き、慶長16〜19年(1611〜1614年)に完成した。京都の街から伏見へと流れ、二条から四条の間には舟の荷を扱う船入が9か所つくられた。鉄道の開通などを背景に、1920年(大正9年)に水運の役目を終えた。サウナの梅湯は、この高瀬川のほとりに建つ。
この旅の、この場面
サウナの梅湯で、ととのう
そして京都の名物といえば、銭湯。鴨川を眺めてから、高瀬川の小さな橋を渡る。「サウナの梅湯」と大きく書かれた看板の、レトロな銭湯だ。
昔から水質の良い地下水が流れる、京都ならでは。明治から続く地域住民の憩いの場で、今年一年の疲れを癒やすのである。のれんをくぐると、招き猫と古い振り子時計。下足箱に靴を入れて、木札の鍵をかけた。
地下水を使っているという水風呂が、とても良かった。湯上がりに坪庭に面した休憩所でひと息つき、外へ出ると、夕焼けの空に京都タワーが影になっていた。夜の高瀬川に、看板のネオンが灯る。ととのった。
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