
約1キロメートル続く遠浅の浜。干潮と夕暮れが重なり、「瀬戸の夕凪」で風がやむころ、潮だまりが鏡のようになり、南米ボリビアのウユニ塩湖のような写真が撮れると話題になった。「日本の夕陽百選」にも選ばれた夕日の名所。
香川県三豊市仁尾町仁尾乙273-1
出典: mitoyo-kanko.com
この旅の、この場面
父母ヶ浜、空を映す水面
香川の人気の浜、父母ヶ浜(ちちぶがはま)にも足を運んだ。遠浅の浜が沖まで続き、三脚を立てて海を狙う人の姿もある。浜辺に佇む「書店」に立ち寄ると、のれんには「百歳書店」の文字。並んでいるのは本ではなく、地域に根ざした地元の商品と、その商品がもつ「物語」だ。
瀬戸内海産のあんちょびの瓶を手に取り、そばに立てかけられた冊子を開く。表紙には「瀬戸内からの恩返し」、創業は明治四十五年とあった。
日が傾くと、浜の潮だまりが鏡になる。「日本のウユニ塩湖」とも呼ばれる父母ヶ浜。とくに夕暮れどきは、水面に美しい空を映し出す。沈んでいく夕日と私の影が、水の上にもうひとつ浮かんでいた。
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