写真とことばで、旅をする。

土地の味を、つくってみる

京都府 京都市

ぶぶ漬け(最中のお茶漬け)

築百年の京町家で、いつもの朝をの旅

ご飯にのせた梅の形の最中に湯を注ぐ
ご飯にのせた梅の形の最中に湯を注ぐ

京都では、お茶漬けのことを「ぶぶ漬け」と呼ぶ。「ぶぶ漬けでもどうどす」と勧められたら「早く帰れ」の意味だ、という話が広く知られているが、言語学者の小野純一は、これは嫌みではなく、言いにくいことを遠回しに伝えて摩擦を避ける言語行為で、京都に限らず日本語には似た表現があると書いている。今回は、湯を注ぐと皮がほどける梅の形の最中で、京都の一日を締めくくった。

材料

  • ご飯
  • お茶漬けの最中(梅の形)
  • 湯

つくり方

  1. 茶碗にご飯をよそう
  2. 梅の形の最中をのせる
  3. 鉄瓶の湯を注ぎ、最中の皮がほどけるのを待つ

出典: president.jp

この旅の、この場面

ぶぶ漬けでもどうどす

京都の一日の締めくくりに。白いタイルの「おくどさん」の前に赤絵の茶碗を出し、鉄瓶で湯を沸かす。座敷では、舞妓の影絵の行灯がともっている。

茶碗にご飯をよそい、梅の形の最中をのせて、鉄瓶の湯を注ぐ。最中の皮がふわりとほどけて、中からあられと具が広がった。ぶぶ漬けでもどうどす?

京都では、お茶漬けのことをぶぶ漬けと呼ぶ。「ぶぶ漬けでもどうどす」は「早く帰れ」の意味を持つ、と言われている。真意の程は定かでないが、私なら言葉のまま、ありがたく頂いてしまうだろう。物事を直接ではなく、遠回しにやんわりと伝える。そこに相手への思いやりを感じる。赤い花柄の座布団に座り、ビールと一緒に、さらさらといただいた。

この場面から映像で見る4:44

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白いタイルのかまどの前に置いた赤絵の茶碗
白いタイルのかまどの前に置いた赤絵の茶碗
舞妓の影絵の行灯と、座敷の鉄の置物
舞妓の影絵の行灯と、座敷の鉄の置物
赤い花柄の卓で、鉄瓶の湯を茶碗に注ぐ
赤い花柄の卓で、鉄瓶の湯を茶碗に注ぐ
湯でほどけた最中とあられが広がる茶碗の中
湯でほどけた最中とあられが広がる茶碗の中
赤いスプーンでぶぶ漬けをすくう
赤いスプーンでぶぶ漬けをすくう
赤い花柄の卓で、茶碗を手にぶぶ漬けを食べる
赤い花柄の卓で、茶碗を手にぶぶ漬けを食べる
丸い照明の下、赤い花柄の座布団に座る後ろ姿
丸い照明の下、赤い花柄の座布団に座る後ろ姿
卓の上のビールのグラスと缶、茶碗とみかん
卓の上のビールのグラスと缶、茶碗とみかん