
紀伊大島の樫野崎、トルコ記念館へ通じる遊歩道の入口にあるカフェ。名物はビーフとチキンのケバブライスで、ヨーグルトソースをまとったケバブに白いご飯と糸唐辛子。店内にはトルコ風の布が飾られ、窓の外に海が見える。
和歌山県東牟婁郡串本町樫野990-1
この旅の、この場面
本州最南端と、トルコとの絆
松の枝の向こうに、潮岬観光タワーが立っている。潮岬は本州最南端の地。海を背にした石碑には「潮岬 本州最南端」と刻まれていた。
この町に来たら、ぜひ食べてみたかったのが「ケバブライス」。ヨーグルトソースをまとった香ばしいケバブと、白いご飯に糸唐辛子。串本町と「トルコ共和国」との絆は深く、その絆は町のレストランでも垣間見ることができる。紀伊大島の樫野崎、トルコ記念館の近くの店で、トルコ風の布を背にいただいた。
日本がトルコを救い、トルコが日本を救った。記念館の前では、トルコと日本の国旗が並んで揺れている。明治23年(1890年)9月16日、オスマン帝国の軍艦エルトゥールル号が樫野崎沖で台風に遭って座礁・沈没し、587名が亡くなった。大島の村民は総出で救助にあたり、69名が助かった。それから95年後の1985年、イラン・イラク戦争のさなかにテヘランに取り残された日本人を、トルコの航空機が救出した。95年の時を経た絆の物語は、ここで始まった。
記念館には、当時の写真や文書が並ぶ。窓の外には、岩礁に白い波が立つ海。日本とトルコの友好を表すように、ケバブと白いご飯は仲良く皿に収まっていた。
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