
志々島では戦後、除虫菊や花の栽培が盛んで、最盛期には100軒以上の農家が小菊・ストック・マーガレット・キンセンカなどを仏花向けに育て、「花の島」と呼ばれた。その後いったんすべて廃業したが、2015年から、かつて花き農家を営んでいた女性とその息子夫婦が山や畑を整備して種をまき、芝桜やキンセンカ、ネモフィラなど約15種類の花を育てている。見頃は3月下旬から5月。港から徒歩15分ほど。
この旅の、この場面
天空の花畑
大楠を越えて、斜面の花畑へ。志々島はかつて、島全体に花畑が広がる「花の島」だった。その景色を復活させようと、島の人々が今も花の世話をされている。芝桜のピンクと白い花が斜面を埋め、足元にはネモフィラの青が広がる。
畑の先では、島の人が畝を整えていた。その向こうに、瀬戸内の海と島影。そんな想いがつまった「天空の花畑」だ。花畑の一角には、「幸せの鐘」と書かれた木の看板と、小さな鐘が下がっていた。
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