
有田川町の隣、湯浅町は醤油醸造の発祥の地とされる。中国で学んだ禅僧が伝えた径山寺(金山寺)味噌の桶にたまった汁が、醤油の始まりと伝わる。2017年、「「最初の一滴」醤油醸造の発祥の地 紀州湯浅」として日本遺産に認定された。町には1841年創業の醸造元「角長」などが今も残る。
この旅の、この場面
和歌山の名産で、朝ごはんを
土間には、タイル張りの古いかまどが残っていた。今朝は和歌山の名産品を使って朝ごはんを作る。めはり寿司用の高菜漬けに、紀州の梅干し、赤しそ。それから、隣の湯浅町でつくられた醤油。
湯浅は、日本の醤油の発祥の地とされる町だ。刻んだ高菜漬に、その醤油をなじませる。ふと見上げると、茅葺きの軒の裏で、竹の骨組みが厚い屋根を支えていた。
梅干しの産地といえば、やはり紀州。果肉を種から外して、細かく刻む。台所の窓からは、やわらかな朝の光が差し込んでいた。醤油に、梅干しに、高菜。ここは日本の伝統食に、なじみの深い土地だ。
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