
昔ながらの醤油ベースの中華そばを出す店。テーブルには早寿司(あせ寿司)が置かれ、自分で取って食べる。ラーメンには、かまぼこと青ねぎ。厨房の脇には製麺所の箱が積まれていた。営業時間は変わることがあるので、行く前に確かめてほしい。
和歌山県有田郡有田川町徳田430-4
この旅の、この場面
卓上の早ずしと、和歌山ラーメン
山を下りて、中華そばの店に入った。厨房の脇には製麺所の箱が積まれ、テーブルの籠には、葉で包んだ「早ずし」が置いてある。
早ずしは自由に取って、好きなタイミングで食べる(お代は、あとでまとめて払う)。それが、ここ和歌山のラーメン店のスタイルだ。「和歌山のラーメン店の卓上には、寿司が置いてある」。そう聞いてから、押し寿司好きの私はずっと心がときめいていた。
葉をほどくと、酢でしめたサバの押しずしが現れる。品書きの並ぶ壁に、窓辺の赤い丸椅子。運ばれてきたのは、醤油豚骨のスープにかまぼこがのった和歌山ラーメン。すっきりしていて濃厚なスープに、まっすぐな中細麺がよく合う。
コクの深いラーメンを、さっぱりした早ずしが引き立てる。この名脇役が卓上にいる理由に、ひと口で納得した。
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