
享和元年(1801年)創業のどじょう料理の店。「どぢゃう」の四文字は縁起が悪いとして、「どぜう」と書き表した最初の店とされる。建物は三度焼けたが、創業当時からほぼ変わらない木造の姿を保っているという。籐畳に敷いた金板の上で、火鉢にのせた鉄鍋のどぜうなべに、木箱のネギをたっぷりのせて食べる。白いご飯はおひつで出てくる。帰りは下足札を忘れずに。
東京都台東区駒形1-7-12
この旅の、この場面
暮れなずむ下町から、駒形へ
浅草滞在の、つづき。日が暮れかけて、高架の線路の向こうにスカイツリーが青く浮かんでいた。交差点をバスが行き交い、街の灯りがともりはじめる。今夜は、江戸時代から続く庶民の味を食べに行く。
雷門から南へ下ると、風情たっぷりの店構えが見えてくる。創業は享和元年(1801年)、どじょう料理の「駒形どぜう」だ。「どぜう」と染め抜いた暖簾の脇には、赤い提灯がずらりと並んでいる。
200余年の歴史を刻む暖簾をくぐると、江戸の面影がそのまま残った空間が広がっていた。壁には古い写真の額がかかり、明治五年六月の大相撲の番付も飾られている。暖簾の奥の調理場は、忙しそうだった。
この場面から映像で見る0:24
















