
花蓮港を見下ろす丘の上に、1942年に建てられた日本統治時代の軍の施設。花蓮港の兵事部が置かれ、当時の花蓮で最上位の軍事指揮機関だった。周りには琉球松の林が残る。戦後は国軍の管理を経て、1950年代には米軍顧問団の休暇施設になった。花蓮縣の歴史建築に登録されている。2024年9月に台風で園内の木が倒れて閉園し、整修を経て2025年1月10日に再び開いた。
台湾 花蓮縣花蓮市松園街65號
この旅の、この場面
琉球松に囲まれた松園別館
小高い丘の上に、琉球松にぐるりと囲まれた「松園別館」がある。蔦に覆われた柱の間の廊下を抜けると、アーチの回廊をもつ二階建ての建物が現れた。
日本統治時代、ここは日本軍の軍事施設だった。1942年に建てられ、花蓮港の兵事部が置かれていたという。2階からの眺めは、視界に広がる花蓮港。川にかかる赤い橋の向こうに、防波堤と灯台、そして海が見える。
樹齢100年を超える松も、歴史がある建物も、平和の尊さを今の時代に語り継いでいる。松の木陰の小道を歩き、門の石碑を眺め、入道雲の下の花蓮の街を見下ろした。松や建物、防空壕が丁寧に保存されていて、今はカフェも併設された花蓮の観光地になっている。
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