
フィリピン原産の小さな柑橘で、英語ではカラモンディンとも呼ばれる。フィリピンでは、果汁を魚や鶏、豚の下味に使い、醤油と合わせた「トヨマンシ」や、魚醤と合わせた「パティスマンシ」のつけだれにもする。ほとんどすべてのパンシット(麺料理)に、半分に切って薬味として添えられる。
出典: en.wikipedia.org
この旅の、この場面
カラマンシーを搾って、ロンシログ
ゆったりと時間が流れる、心地よい場所だ。宿の台所で、朝ごはんの支度をする。赤い椀には、小さな青いカラマンシー。網戸の向こうから、茶トラの猫がこちらを見上げていた。
にんにくを細かく刻んで、フライパンで目玉焼きを焼く。ご飯はにんにくと一緒に炒めて、ガーリックライスに。目玉焼きとガーリックライスに、甘いソーセージ「ロンガニサ」を添えれば、フィリピンの定番の朝食「ロンシログ」の出来上がり。木漏れ日の中では、さっきの猫が寝そべっていた。
輪切りのトマトを添えて、フィリピンの柑橘「カラマンシー」を搾る。爽やかな酸味が、ソーセージの甘みとよく合う。南国にぴったりの朝ごはんだ。庭のヤシには青い実がたわわに実り、その先に教会の十字架が見えた。常夏の島の、一日の始まり。
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