
セブ島の東、数キロメートルの海に浮かぶ、面積およそ65平方キロメートルの島。セブ州に属し、ラプラプ市とコルドバ町に分かれる。マクタン・セブ国際空港があり、セブ島とは3本の橋で結ばれている。1521年、この島に来たマゼランは、島の首長ラプラプの戦士たちとの戦いで命を落とした。ラプラプ市の名は、この首長にちなむ。
この旅の、この場面
カラマンシーを搾って、ロンシログ
ゆったりと時間が流れる、心地よい場所だ。宿の台所で、朝ごはんの支度をする。赤い椀には、小さな青いカラマンシー。網戸の向こうから、茶トラの猫がこちらを見上げていた。
にんにくを細かく刻んで、フライパンで目玉焼きを焼く。ご飯はにんにくと一緒に炒めて、ガーリックライスに。目玉焼きとガーリックライスに、甘いソーセージ「ロンガニサ」を添えれば、フィリピンの定番の朝食「ロンシログ」の出来上がり。木漏れ日の中では、さっきの猫が寝そべっていた。
輪切りのトマトを添えて、フィリピンの柑橘「カラマンシー」を搾る。爽やかな酸味が、ソーセージの甘みとよく合う。南国にぴったりの朝ごはんだ。庭のヤシには青い実がたわわに実り、その先に教会の十字架が見えた。常夏の島の、一日の始まり。
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