
沖縄で桜といえば、濃いピンクの花を釣鐘のように下向きに咲かせる寒緋桜。沖縄気象台の開花の発表は例年1月18日前後で、標本木は那覇市の末吉公園にある。本土の桜前線とは逆に、沖縄では本島北部から南へと咲き進む。1月下旬の八重岳は、そのいちばん早い見頃にあたる。
出典: tabi-mag.jp
この旅の、この場面
日本一早い桜まつり
八重岳に着くと、濃いピンクの花が枝いっぱいに咲いていた。琉球寒緋桜だ。会場の入口には「第45回 本部八重岳桜まつり」の顔出し看板が立ち、「本日 8分咲き」と貼り紙がしてある。道の上には提灯が渡され、桜の幟が風にはためいていた。
桜並木の下を歩く。出店にはかき氷の旗と綿あめ、やぎ汁の屋台に、たい焼きの屋台。桜まつりというより、縁日の空気だ。
道端のピンクの看板には「八重桜 花びら舞えば チムドンドン」。チムドンドンは、沖縄の言葉で胸が高鳴ること。山道の先に、桜越しの海が見えた。春でぇむん。春だもの。
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