
沼津は日本有数の干物の産地で、歌川広重の「東海道五十三次」の沼津宿にも干物を干す様子が描かれている。明治の末から大正にかけて狩野川の河口を中心に干物の問屋が軒を連ね、大正から昭和に入るころに、魚を開いて内臓を取り、塩水に漬けて天日に干す今の製法が確立した。温暖な気候と浜風、富士山からの豊かな湧き水、駿河湾の新鮮な魚、東海道線などの輸送の発達が、産地としての発展を支えたという。この回では港で買ったアジの開きを焼いて、ご飯に混ぜた。
この旅の、この場面
駿河湾の宝物で、沼津丼を作る
晩ごはんの支度。グリルの扉を開けて、駿河湾の旨味が詰まった沼津のアジの開きを焼く。炊飯器のご飯が炊きあがったら、焼いたアジを骨からほぐして、炊きたてご飯に混ぜる。
さらにアジのお刺し身はタタキに。包丁で細かく叩いて、半分は鉢に入れて白ごまと醤油で漬けておく。これは明日の朝のお楽しみ。駿河湾の桜色のお宝は、半分をかき揚げに。衣と混ぜて琥珀色の胡麻油に落とすと、美味しそうに揚がった。
青い丼のアジご飯に刻み海苔を散らし、大葉の上にアジのタタキと生しらすを乗せて、生桜えびと青ねぎを乗せたら「沼津丼」の完成。
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